
住宅展示場に行こうと思っているんだけど、いきなり行ってはいけないって本当?



本当です。営業攻勢にあって困った、長時間拘束されてしまったなんてこと結構あるんです。この記事では住宅展示場にいきなり行ってはいけない理由と対処法を紹介します。
- 住宅展示場にいきなり行ってはいけない理由
- 住宅展示場でうまく立ち回るための対処方法
- 住宅展示場にのべ50時間以上訪問した筆者の見解
住宅展示場【いきなり行ってはいけない理由】
住宅展示場にいきなり行ってはいけない理由を以下の二つに分けて解説します。
- 見学したいだけの場合
- 本気で検討している場合
見学したいだけの場合
モデルハウスを見学したいだけの場合は以下の理由から住宅展示場にいきなり行ってはいけません。
- 長時間拘束されるから
- 事後に営業攻勢に遭うから
- 思いがけずその気になるから
長時間拘束されるから
住宅展示場に行くと思いのほか長時間拘束されます。各社のモデルハウスでアンケートを書き、ヒアリングされ案内される。ただモデルハウスを見たいだけなのに、自社の構造がいかに優れているかなんかの営業マン主導のトークをされてしまいます。とてもじゃないですが、ゆっくりとは見れません。
事後に営業攻勢に遭うから
住宅展示場には受付が2つあります。住宅展示場自体の総合受付と各ハウスメーカーの受付の2つです。この内、総合受付でアンケートを記入すると営業拒否をしない限り各社から営業攻勢がかかります。総合受付のアンケートの内容はその展示場に出店しているハウスメーカー全部に共有されますので覚悟が必要です。
思いがけずその気になるから
住宅展示場を見学すると、素敵な間取りに素敵な家具、思いがけずその気になります。営業マンの巧みなトークに土地探しをお願いしてしまったり。もちろん、計画的に検討できれば良いのですが、住宅は高い買い物ですので勢いでその気になっては危険。慎重な判断が必要です。
本気で検討している場合
本気でマイホームを検討している場合は以下の理由からいきなり住宅展示場に行ってはいけません。
- 売り込みから始まってしまうから
- 本気度が伝わらずあしらわれるから
- できない営業マンに当たってしまうから
- 意向が反映されずにただただ長時間になるから
売り込みから始まってしまうから
住宅展示場は博物館や美術館ではありません。ハウスメーカーが住宅を売る場所です。当然、各メーカーの営業マンは一生懸命に自社製品を売り込みます。こうなると止まりません。こちらの意向は関係なし。飛び込みでいきなり行ってしまった方が悪いのです。一通り営業マンのセールスを聞くしかありません。
本気度が伝わらずあしらわれるから
住宅展示場にいきなり行ってしまうと、冷やかしの客と勘違いされて相手にされません。本気度が伝わらないと一方的に自社の製品や性能のセールスをひたすらに受けることになります。目的が明確にマイホーム購入であることが伝わらないと時間ばかりが無駄になってしまいます。
できない営業マンに当たってしまうから
住宅展示場にいきなり行って相手してくれる営業マンはどんな人でしょう?想像するに、ちゃんとしたスケジュールができない暇な営業マンの可能性が高いでしょう。貴重な土日に顧客との商談スケジュールがない営業マンはさすがに厳しい。その後にいい話になったとしても、どこかしらで話が通じないなどの弊害が出てくる営業マンに当たってしまうと言えます。できない営業マンに当たってしまうから、いきなり住宅展示場に行ってはいけません。


意向が反映されずにただただ長時間になるから
住宅展示場にいきなり行ってしまうと、根掘り葉掘りいろいろ聞かれます。勤務先や年収、家族構成など。いろいろ聞かれた結果何が起きるかというと、自社の売り込みたい内容の案内が始まります。一例ですが、当初は興味のない耐震や構造の説明で2時間かかり、結局知りたい予算のことが何もわからないということになってしまいます。意向とかけ離れた内容で時間を無駄にするから、住宅展示場にいきなり行ってはいけません。


住宅展示場【うまく立ち回るための対処法】
住宅展示場でうまく立ち回るための対処法は以下の通りです。
- 目的を明確にする
- 安易にアンケートを書かない
- あらかじめ事前準備をしておく
目的を明確にする
住宅展示場に行く目的をハッキリさせましょう。言い方は悪いのですが、冷やかしで見学だけしたい人は明確にそうと伝えましょう。中途半端に検討していると伝えることは自分にも相手にも無駄な時間を過ごすことになってしまいます。単純にモデルハウスを見学したいのか、マイホーム計画を本気で相談したいのか、目的を明確にする必要があります。
具体的には、今日は見学するだけです、といったように案内をやんわり断ることが必要です。
安易にアンケートを書かない
住宅展示場の受付は2つ。総合受付と各ハウスメーカー の受付。どちらもその後の営業をハッキリと断ることができます。アンケートを書くよう言われますが、書くことを拒否することもできますし、書いた個人情報を営業に使わせないという選択は簡単にできます。総合受付でその後の営業を拒否しますと言えばいいだけです。これをやっておくことは非常に重要です。
あらかじめ事前準備をしておく
住宅展示場に行く前にあらかじめ事前準備をしてから行くと効果的です。効果的だと感じるものは4つ。
- 資料請求の活用
- 電話相談の活用
- 無料見積もりの活用
- SUUMOカウンターの活用
資料請求の活用


住宅展示場に行く前にするべき事前準備の一つ目が資料請求の活用です。目的の住宅展示場にどんなハウスメーカーが入っているのか確認してその会社の資料請求をすると良いでしょう。事前知識を身につけて効率的にハウスメーカーを回ることができるからです。
住宅展示場に行くと1件あたり2〜3時間平気で時間を取られます。無駄な時間を過ごさないためにも、住宅展示場に行く前には事前に資料請求をし、ハウスメーカーの的を絞ることをオススメします。
電話相談の活用


住宅展示場に行く前にアドバイザーに話を聞きたいという方は電話相談もあります。資料だけではわからないことや、具体的にどんな手順で進めたら良いかわからないことは何でも聞くことができます。もちろん無料です。
無料見積もりの活用


住宅展示場に行く前に効果的な事前準備が無料見積もりの活用です。住宅展示場にいきなりいっても、どのくらいの予算でどれくらいの家が建てられるかは知ることができないからです。
展示場ってハウスメーカーの良いところが盛りだくさんに詰め込まれています。そもそもの予算イメージがないと展示場に行っても具体的なイメージが湧きません。より具体的に検討している人はあらかじめ見積もりをとってから訪問することをオススメします。
SUUMOカウンターの活用
SUUMOカウンターはリクルートが運営する不動産情報サイトの実店舗です。SUUMOのコンサルタントが注文住宅の様々なニーズに応えてくれるため非常に便利です。実際に私も利用しましたが、ニーズにあったハウスメーカーを紹介してくれる上に打ち合わせのアポイントメントまでセッティングしてもらえるので非常に楽です。加えて、こちらの予算や広さのイメージといったニーズをハウスメーカーに伝えてくれるため、初回打ち合わせもある程度の擦り合わせが済んだ状態から始められます。
電話でも店舗でも相談可能。近くに実店舗があったらラッキーです。
住宅展示場【まとめ】
住宅展示場にいきなり行ってはいけません。目的を達成することができず、時間を無駄にしてしまいます。
- 資料請求の活用
- 電話相談の活用
- 無料見積もりの活用
- SUUMOカウンターの活用
可能なら以上の事前準備をしてから行きましょう。きっと有意義な時間を過ごすことができるでしょう。



